一般社団法人大阪府建築士事務所協会

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・ぶらり大阪”景観”ウォーク

(1)長居公園~大阪を代表する公園にこんな歴史が~(都市景観資源)
所在地/大阪府大阪市東住吉区長居公園1−1
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 総面積65.7haの大阪を代表する総合公園で、長居公園全体が大阪市の都市景観資源に登録されています。歴史は、1928年、大阪市が当時としては画期的な野球場や陸上競技場を備えた総合公園としての整備計画を決定しました。計画策定後、計画地の農地等の買収が進められ、1944年4月1日に『長居公園』として開園しました。
 太平洋戦争後の1948年には園内に市営競馬場として「大阪競馬場」が開場、1950年には市営競輪場として「大阪中央競輪場」が開場しました。しかし、1955年に農林、通産大臣の「競馬等の開催を土日祝日開催に限る」という表明により、大阪競馬場は開場から11年後の1959年に閉場、大阪中央競輪場もその3年後の1962年に閉場しました。
 その後、長居公園は本格的な運動公園としての整備を開始しました。競輪場跡に長居陸上競技場が完成したのを皮切りに、複数のスポーツ施設・文化施設が整備され、1993年の長居第2陸上競技場の完成をもって施設整備は完了となっています。2009年から公園内の施設全体の指定管理者制度※1が導入され、2021年度からは、わくわくパーククリエイト(ヤンマーホールディングス100%出資の子会社)を代表企業とした計6グループで構成される「わくわくパークプロジェクトチーム」が、管理運営を行っています。

※1指定管理者制度:地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理・運営を、企業・財団法人・NPOなど法人その他の団体に包括的に代行させることができる制度。

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