一般社団法人大阪府建築士事務所協会

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(14)恩楽寺・模擬原爆碑~忘却の戦禍~

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 長居公園東筋通りの交差点を渡ったところに、500年以上歴史のある真宗大谷派の恩楽寺があります。
 恩楽寺の山門には、模擬原爆碑があります。模擬原爆の存在が歴史の明るみになったのは1991年でした。先の大戦中、原爆投下を成功させるため長崎に投下された原爆と同型、同重量の巨大爆弾が製造され日本への空襲の中で訓練として投下されました。こうした隠れた事実を広く知らしめ、広島・長崎の原爆投下を身近に感じて、この悲劇が繰りかえされないことを願って、田辺の跡地に模擬原爆追悼碑がつくられ、2019年に恩楽寺の山門に移設されました。模擬原爆が投下された日時(1945年7月26日)に合わせて毎年、追悼式が行われています。

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