建築士が案内する
・ぶらり大阪”景観”ウォーク
(13)近鉄南大阪線高架~鉄道高架をつくるのはたいへん!~
事業概要
事業区間/阿部野橋~針中野(3.4km)
全体事業費/約458億円
都市計画決定/昭和51年2月
事業認可/昭和52年3月
高架切替/昭和62年12月(事業年度:平成元年度完了)
鉄道の高架化事業は、道路交通の円滑化、運転保安度や速度の向上を目的として、都市計画として行われます。
近鉄南大阪線の高架化工事によって鉄道と交差していた道路の踏切16か所が無くなりました。
高架化事業は、事業に必要な用地の買収が必要なこと、また工事自体も電車が動いていない夜間に行う工事が多く、線路の切り替えも段階的に行う必要があるため、大変長期間の事業となります。南大阪線の高架化事業も昭和51年の都市計画決定から約14年を要しています。
全体事業費は約458億円で、10%を近鉄が負担、残りを国や自治体が負担しています。